新築記念作品紹介

モニュメント

 

《新世界》

群がる者達が追う、飼いならされた明瞭の視座の果てに見い出されたものは、
歓喜に沸く束の間の楼閣、いつしか妄想の原に跡形もなく傾ぎ消えている。
 真理の黄金それは混沌の澱みの中に「全てが無く全てが有る不確かな場」
ここに未発の「解」が蔽われ潜んでいる。
 胸奥の羅針盤を信じ、だれもがすくむ不明の過流に身を投じ、
真理を究めた者だけが「知の玉」を掌中に地平に立ち、
来るべき「別世界」を卓絶した先覚者として展開できる。

2020年1月17日 記  田中一樹 作

木工家具

 

木で家具を作るとき考えることがいくつかある
堅牢かつ再生できること
無駄のない形であること
素材を生かすこと
制約ある木を意識したものづくりは辛いが楽しい
休みなく続けられるのは
良いものを作りだすという望みがあるからなのか
木という素材にすでに癒されているからなのか
このリフレッシュエリアの家具の製作に
費やした休みない数ヶ月は私にとって安息の日々だった
できあがった木の椅子と木のテーブルが
新たなものづくりのための休息の手助けになれたらと願う

テーブル・いす:田中智章 作

 

どこで育っていたのか何の樹種なのかも分からない
どこで製材されたのか何に使われていたのかも分からない
琵琶湖に流れ着き引き上げられ材木屋に置かれていた
生まれも素性も分からない尺角二間の柱 
存在感だけが異常にある木の塊を見つけた時凄いと思った
多くの朽ちた部分を削り取り薄汚れた見てくれを丁寧に磨いた
その結果、意味のある木の塊になったと思う

ベンチ:岸輝彦 作

製作者紹介

田中一樹氏【作成中】

自作のアトリエ兼自宅前の田中一樹氏

晶和電気とは40数年以前から鉄工事での協力関係にあり数多くの仕事を共にして来た。
幼い時から形あるモノを創る事に興味を持ち本職の傍ら造形制作活動を続け
何時しか芸大で学ぶことが夢になり、還暦60歳を機に通信過程と定時制高校に入学
本来4年を要する所を3年間で卒業。
63歳で念願の滋賀県の『成安造形大学』に入学、紆余曲折を経て無事4年で卒業、
その間、教員免許も取得。
京展で京都市長賞2回受賞をはじめ多数の作品が高い評価を受けた。
今回のモニュメント制作の依頼受け、自己発見と確認の為
欧米の美術館をめぐり、その中で得た燃え滾る創作エネルギにより
本作品が生まれたと思う。
晶和電気を知り尽くした田中氏の作品である事の意味は大きいと思う。

晶和電気工業株式会社 藤井正(記)

 

田中智章氏【作成中】・岸輝彦氏【作成中】

片岡英和氏と制作Meeting中の両氏 @tanaka wooden works