アニメになった工事の痕跡(放送終了あとばなし)

皆さんこんにちは 森です。
今日はアニメのお話。いや、弊社に関わりのある事ですよ。

NHK-Eテレで4月から6月にかけて日曜午後5時から放送された人気アニメシリーズの「響け!ユーフォニアム3」、主人公が吹奏楽部の部長として全国大会金賞を取るまでの物語が描かれました。
知る人ぞ知る話ですが、アニメ制作会社は、あの京都アニメーションさん。背景のリアルな描写が得意です。作中にも宇治市内を中心としたの風景・建物がリアルに描かれました。 同作第1弾(2015年4-6月、京都ではKBS京都)が放送された2015年度の冬季、音楽室を除く舞台として描かれた京都府立莵道高等学校で私は太陽光発電設備と非常照明設備の施工管理を担当していました。
実は当時同じようなロケーションの校舎を持つ府立高校に通っていたため、ちょっとうらやましかったりしました。

画像はすべて画面コピーから
©武田綾乃・宝島社/「響け!」製作委員会2024

施工後、架台のアンカーの写真が、メーカー商品パンフレットの表紙になりました。その事も、とっても不思議な気分でした。
(でもパネルを設置した場所がそれまで毎年卒業アルバムの集合写真撮影場所だったことが後でわかり、すんごいヒンシュクを買ったんだろうなと結構落ち込みました。だって校舎の東側が山なんだもん)
続編の放送(2016年10-12月)では、背景を再取材する必要がなかったのか、あるいは京都アニメーションに嫌われたのか、工事の痕跡は描かれませんでした。そして第3弾が放送されると知って、物語はもちろん背景をも気にしつつ、拝見すると―

・・・やっぱり太陽光発電パネル、描かれませんでした。嫌われたなと思いきや、なんとパネルのある屋上から受電設備へ続く配管と架空線が1話で、太陽光発電設備工事中に付随して依頼された教員駐車場用のセンサーライトがオープニングタイトルと5話で描かれてました!(青線で囲んだ範囲。でも屋上の配管は描かれませんでした)
建設業は地図に載る仕事と言われ、羨望していたのですが、関わった仕事がこうして描かれるなんて何たる栄誉!
製作委員会さん、京都アニメーションさん、ありがとう!

よし、BD買っちゃお。