森のZEH ①「さよなら旧宅」

皆さん、こんにちは。 森です。

今月からZEH暮らしを始めました。

社内でZEBを推進している中で、偶然にもエネルギー収支ゼロの建物に住む「生き証人」という役割を拝命することにもなりましたが、その理由はやや後ろ向きなものを含むものでした。 旧宅の老朽化です。 平成中期から屋根の異変を感じ、瓦の下敷きになる土の大半がいつの間にか雨で流れ、雨漏りのたびに屋根に上がって瓦の配列を正してシール材で補修する日々(電気工事士になる前から屋根に上っている)。 写真(ストリートビューから)のように庇部分が下に曲がるなど柱も腐り出していた。

このブログにたどり着いた方々はご存じだと思いますが、10年以上前に「オール電化ブーム」や「太陽光発電全量買い取り」などで住宅設備における再生可能エネルギーの普及が活況を迎え、10kW未満規模の太陽光パネルを屋根に乗せた住宅では発電しながら余ってしまった電力を1kWあたり42円という今からすれば高額で買い取ってもらうということで、大騒ぎでした。

そんな中、いつかウチも載せるんだと思いつつも、太陽光パネルを載せるだけでも高額なうえに自宅の屋根は載せられるような状態ではなく、当時勤務していた大阪の太陽光発電施工会社にて電力会社に申請する書類を書き、近畿他各所の営業所に届けるという職務をこなしながら羨望と嫉妬を募らせ、いつか結婚したらエコ住宅に建て替えをとその日を夢見ながらオンもオフも戦っていたのでしたが、世の中そんなに甘くなく老朽化の方が先に進み、令和4年春、やむなくZEH建て替えへ決断、令和5年春先、ZEH・自家消費型再エネの普及が進み出す中で、旧宅は62年で役割を終えることになりました。