湿度体感機を作ってみました

皆さん、こんにちは。Mr.アンドロイドです。

10月11日から12日まで開催された、中信ビジネスフェアに出展しました。
私たちのブースでは、快適性に関する話題があり、一つの手段として調湿があります。
話が理解しやすいようにデモ機を作成し、皆さんに体験していただきました。

手作り湿度体感機
ブースに設置した湿度体感機

ざっくり言えば、二つのボックスを用意し、室温でそれぞれ異なる湿度を実現しました。一方のボックスでは湿度を上げ、もう一方のボックスでは湿度を下げました。

皆さんが行った体験の結果、湿度が高いボックスの方が暑くて不快を感じたことがわかりました。今回は、湿度が高いとなぜ暑く感じるのかを説明いたします。

体内温度が上昇し始めると、脳は汗を分泌するように指示を出します。汗の蒸発による気化熱で熱を逃し、体温を下げます。しかし、湿度が高い場合、汗が蒸発しにくくなるため、冷却効果が弱まります。

不快指数(Discomfort Index)は、温度と湿度が人々の快適さに与える影響を示す指標で、蒸し暑さを数量的に評価します。一般的な不快指数の数式は以下のようになります:

不快指数(0-100)=0.81T+0.01H∙(0.99T-14.3)+46.3
T :乾球気温[℃]
H: 湿度 [%]

不快指数と体感の関係:

不快指数体感
~55寒い
55-60肌寒い
60-65何も感じない
65-70快い
70-75暑くない
75-80やや暑い
80-85暑くて汗が出る
85~暑くてたまらない

つまり、同じ温度でも湿度が高い方が不快指数も上がり、もっと暑くて不快を感じるということです。例えば、同じ温度である28℃でも、湿度が85%と40%を比較すると、湿度が85%の場合の方が暑く、湿度が40%の場合の方が暑くないと感じます。

温度 [℃]湿度 [%]不快指数
288580.4
284074.3

デモ機を通じて、湿度が快適性に与える影響を皆さんに理解していただけることを願っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!