森のZEH⑩「床暖房は効かないだと⁉」

皆さんこんにちは 森です。

最近何かと忙しい日々で、更新を失念しております。

こんなに暖かい2月は経験したことないってくらい暖かい日々が続きますね。

さて、近所の人や会社の同僚など知り合いから「床暖房は効かない」「すぐ壊れたから今はエアコンにしている」などと床暖房についていい話はあまり聞きませんでした。本当にすぐ壊れたならご愁傷様です。施工業者に責任取らせましょう。 床暖房が効く範囲が限定的なら下記を参考に要検討を。 また聞きの場合は、話を誇張してよからぬ印象操作をしている可能性もあるかもしれません。その時はよく聞いて、盛って話しているのか判断し、独自でよく調べてみることが必要です。マウントを取りたいがための単なる牽制かもしれませんよ。

今のところはうちの床暖房(電気熱源による温水式。 ただし、いい温度になるまでに1時間ほどかかります)は快調です。1年目だからかもしれませんが。 それでもごくまれに稼働させても寒く感じることがあります。 そんな時は原因を突き止めるに限ります。調べもせずにエアコンを頼ると足元が寒いままになります。

計測したデータをクラウドでダウンロードできるタイプの温湿度計を2個購入し、計測しました。(計測状況:リビングのみ床暖房稼働)

床上1cm:24.3℃ 
卓上(床上76cm) :23.2℃
床上187cm:23.6℃

 気密性が高く、外からの隙間風を感じない家なのに寒気? あ、「隙間風」! そう、最近の新築住宅は気密性が高いから屋内の空気流通を良くしようと全熱交換器という換気システムが置かれ、各部屋に新鮮な空気を送り、特定の部屋から汚れた空気を外に逃がすため、出入口には通気のための隙間が設けられていたんだった!(工務店によって違います)

居室・廊下行き扉付近床上1cm:22.7℃
リビング全熱交換器給気口付近18.8℃

我が家では建付けの家具、パントリー、全熱交換器置場、浴槽、押入、玄関土間を除くすべての部屋で床暖房が効かせ、4つの区域に分けて入切できるようになっているのでリビングだけ稼働させているとこのような現象が発生するのも仕方ないかと納得したのでした。

リビング給気口で寒気を感じるとき―それは床暖房が起動したばかりで温まり切れていない朝のリビング気温17.3℃、外気温7度未満の時に感じるときがあります。

こうしたことから、ちょっとした寒さでも説明がつくことがあります。 床暖房設備があるご家庭の皆様は、床暖房稼働させ方(稼働場所・時刻)、隙間風の有無について一度検討をし、室内の温熱環境改善を検討してみてはいかがでしょうか。