森のZEH④「スキマ災!害!対!策!」

皆さんこんにちは 森です。

今回は災!害!対!策!のお話です。
建て替えでの災害対策で一番気を付けなければならなかったのは、水害対策でした。
2013年9月、私の住む町で台風に起因する珍しい水害が発生しました。
 京都では桂川流域で堤防を越えて町が水浸しなんてニュースを聞いていましたが、わが町ではそれよりも標高が高いので、対岸の火事のように見ていましたが、そこは台風、何をしでかすかわからないものです。 この台風は京都府に史上初の大雨特別警報を発令させました。 そして、わが町では近くの川が上流で折れた木が川に引っ掛かったはずみであふれ出し、広い範囲で洪水となり、地下鉄も水浸し。 自宅では道路から30cmの高さまでつかりましたが、幸い流れ落ち葉が通気口を塞いだため、床下浸水は牛乳瓶1本分で済みました。

 後に発行されたハザードマップでは自宅の敷地まで1.2m浸水地域となっているにもかかわらず、隣の敷地では浸水0という杓子定規に憤慨しながらも、前回の浸水よりも高く土をかさ上げ、通気口は見た目わからないよう線状に、そして5㎜程度の虫が入らぬような網が張られました。 道路から約1m漬かっても床下浸水にならないようになりました。 更に水が裏庭に抜けないように扉付のフェンスを設け、危機を察知した時にわずかの土のうで済むようにしました。

 さて、虫の侵入で思い出しましたが、敷地から屋根を見上げると隙間が見えます。 太陽光パネル撮影ついでに「なんだこれは」と撮ったものです。 幅約25mmの通気口です。 この時塞いでいた段ボールは取られ、現在は金属の化粧板によって穴の外側半分がふさがっています。 この通気口によって夏の屋根裏は暑くなりすぎないようになっています。 そのため、天井裏に張られた断熱材もオーバーワークにならずに済んでいます。 ただ一つ、心配なことが。

 この穴、防虫網がないんです。 天井裏に上がり、断熱材の上を歩きながら、この穴をみて気づきました。 旧宅では天井裏にネコ家族やネズミ、スズメバチの侵入を許してしまった反省もあり、天井裏もきれいなままにしようという思いでいましたので、先日この穴にカメムシが近づいた時にはヒヤヒヤしました。 そして今朝、ついに「あの虫」が襲来!
 玄関を出て目を下にやると、レース用ソーラーカーに採用したくなるようなあの独特なフォルム、革靴も顔負けな色とツヤ、ひとたび飛べば、目の前で飛び出すセミ以上に人がパニくるそのフライトスタイル。 俳句夏の季語で油虫。 通気口からの侵入を断念し正攻法で行くしかなかったかのようにわざわざ玄関前で寒空の下待機していた模様。 丁重に「取り扱い」させていただきました。 今後ヤモリさんと益虫・アシダカグモさんに外壁警備を依頼する前にこの穴を何とかしなきゃと思った森でした。 目指せ、防御率0点台!

通気口の写真